笑顔を届けるてんかん講師の、リンカーン中村です。
”体が常に震え続けている”
もし、そんな障害を負ってしまったら、あなたは何を感じ、どう生きていくでしょうか?
今日はTED Talksより、脳性麻痺を抱えているメイスーン・ザイードをご紹介させて頂きます。
メイスーン・ザイード
1974年アメリカ生まれ。TEDWomen2013に出演。
ずっと震えています。
母のお腹に6回もメスを入れ、それもそれぞれ違う方向に切ったものだから、私はお腹の中で酸欠状態になり、脳性麻痺を抱えることになりました。お陰で、ずっと震えています。
産まれてくるときの医療ミスにより、脳性麻痺を抱えることになってしまった、ザイードさん。
常に体が震えてしまい、当初は歩くのも困難だったそうです。
しかしご両親の前向きな考え方が、ザイードさんを変えていきます。
お前はできる。絶対にできる。
脳性麻痺がある人はたいてい歩かないのですが、私の両親はそもそも「できない」ことはないと信じていて、父の口癖は「お前はできる。絶対にできる」でした。両親のおかげで私は何でもでき、叶えられない夢はないと確信しました。
なんて素敵なご両親なのでしょうか・・・。周りの人の影響って、すごいですね。
もし自分の子供が人と違うものを背負ってしまったら、過保護になってしまう方も多いのではないかなと思います。
何をやるにも無理をさせず、できることを少しずつやらせていく。そんな方針で子育てを選択していくのではないでしょうか。
しかし、ザイードさんのご両親は、「絶対にできる」と信じ、ザイードさんの可能性を大きく育てていきました。
そしてザイードさん自身も女優、脚本家、コメディアン、憧れのモハメドアリのためにショーをしたりと様々なことに挑戦していきます。
ザイードさんの明るさには、障害をネガティブに考えていることを微塵も感じさせないものがあり、人々を元気付けているように思います。
私の名前はメイスーン・ザイード。私ができるなら、あなたもできる。
車椅子の人がビヨンセの真似ができないなら、ビヨンセは車椅子の人の真似をできません。
”障害をどう考えるのが大事”というようなメッセージを感じました。
ビヨンセでも、車椅子に乗っている人でも、それぞれに良いところがあり、お互いがお互いにはなれないのです。
車椅子に乗っている人には、自分の足で歩けないという苦しみがあるかもしれません。しかし、同じように苦しむ人の気持ちを理解できる優しさがあるはずです。
ビヨンセには、圧倒的な歌声やキレのあるダンスなど、素晴らしいところたくさんがあります。しかし、うつ病を患っていた過去など、彼女ならではの悩みもあります。
例え、障害を負ってしまったとして、世界的な歌姫になったとしても、それぞれ自分自身が置かれた状況をどう考えるかのほうが、よっぽど大切なのかもしれません。
障害のある人たちは世界最大のマイノリティーですが、エンターテイメント界では一番それが反映されません。
この言葉から、自分が活きる場所を見つけることが大事なのかなと感じました。
ザイードさん自身は、脳性麻痺を持っていますが、彼女の話はユニークに溢れ、とても面白いです。また、それと同時に大きな勇気をもらえます。
それはきっと、脳性麻痺という障害を力に変えているからだと思いました。
落ち込んでしまうようなことも、それを認めてくれる場所や存在がいると、人は輝きます。
”障害を持っていても、人生がどうなるかは自分で決められる。自分にやれないことがあっても、自分にしかやれないこともある。”
そんな力強いメッセージを、もらうことができました。
僕自身もてんかんにはなった当初は落ち込んでばかりいました。
しかし、てんかんはなろうと思ってもなれるようなものではありません。それならば、活かしていきたいと思っています。
病気やコンプレックスを抱えていても、それをどう捉えるのか自分で選べます。
例え、マイナスに思えるようなものを負ってしまったとしても、ザイードさんのように、力強く、そして楽しく過ごしていきたいですね。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
— てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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