公開:2017/8/6 更新:2019/8/14
笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
質問です。
「もし100万円あったら、何に使いますか?」
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いかがでしょう?
その使い道によって、幸せになれるかどうかが変わってくるかもしれません。
貯金しますか?旅行に行きますか?前から欲しかったモノを買いますか?はたまた、誰かに寄付しますか?
幸福を感じるお金の使い方を知ることで、今までの人生にも新たな価値を見出せるようになっていけるかもしれません。
お金の使い道によって、幸福度が変わる?
お金と幸せについて、こんな記事を見つけました。
20年にわたり、物を買うことと経験を買うことによる私たちの気持ちの変化を分析。その結果、旅行や何らかの活動やイベントのチケットや他の経験にお金を支払う方が、目に見えるモノを買うよりもずっと幸せを感じていることが明らかに。(引用:お金を「経験」に使うことで、人は幸せに…!?)
例えば、100万円持っていたとして、
・海外旅行に行く
・大型の4Kテレビを買う
この2つのお金の使い道では、経験にお金を使うという点で、旅行に行く方が幸福度が高いということです。
確かに、わかる気がします。
旅行に行った思い出って、ずーっと記憶に残っていますからね。
”あんなことしたなぁ…。”
”これ楽しかったなぁ…。”
”あれはもうやりたくないなぁ…。”
良いことも、思い出したくないことも、全部引っくるめて、経験ですからね!
一方で、モノにお金を使った場合、そのときはすごい幸福感に満たされます。
初めてブランドの財布持ったときとか、大人になった気がして、すごい嬉しかったのを覚えています。笑
でも、日が経つにつれて、それが当たり前になっていきます。そして、いつか買い換えるときがやってきたとき、次の財布を買った幸福感って、初めて買ったときよりも下がっているんですよね。嬉しいは嬉しいのですが…。
どんどん良いモノが欲しくなっていくので、新しいモノを買ったとしても、どこか虚しい気持ちにもなります。
それと、良いものほど、失うことへの恐怖もあります。笑
経験することが財産
そう考えると、やっぱり、経験にお金を払うほうがいいのかなと思います。
「若いときの苦労は買ってでもせよ」
なんて言いますが、そう言われているくらい、経験って、大事なんですよね。
僕は昔、付き合っていた彼女に浮気されたことがあります。笑
そのときは、めちゃくちゃ辛くて、廃人になりそうでしたが、今考えると”良い経験だったなぁ”と思います。
多少のことなら動じなくなりましたし、浮気しそうな人の特徴をなんとなく分かるようになったからです。笑
そう思うと、今まで僕が経験してきたことは、何物にも変えられないくらい”大切な財産”という考えもできます。
お金を払っても、てんかんにはなれない。
経験することが、財産だとしたら、病気になったことも貴重な財産と考えれます。
てんかんって、おそらく、いくらお金を積んでもなれないはずです。
ということは、てんかんになって経験したことは、いくらお金を積まれても、経験し得ないものなのです。
確かに、てんかんになったことで、辛いことや苦しい経験もします。僕自身それを長い期間、味わってきました。
でも、そんな経験をしたからこそ、分かることや考えられることが、必ずあるはずなんですよね。
- 普通に生きていることのありがたさ
- 周りの人やモノへの感謝の気持ち
- やりたいことをやることの大切さ
僕は、てんかんになって、これらに気付くことができました。
むしろ、てんかんにならなければ、これらに気付けなかったかもしれません。
僕の中心となっている考え方は、てんかんになったからこそ、作られていったのです。
それらに気付けなかったら、僕は僕ではありませんし、今こうしてブログを書いていることもなかったでしょう。そう思うと、てんかんになったことも、僕の人生にとっては貴重な財産だと言えます。
病気が財産だとしたら…。
もし、あなたが持っている病気が、財産だとしたら……。
そう考えると、病気の違った一面が見えてくるかもしれません。
お金では買えない貴重な経験だからこそ、そこに意味を見出して、自分ならでは”価値”をつけていくべきだと思います。
それこそが生きていく上で、掛け替えのない財産となっていくはずです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
― てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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