笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
もし、両手足がなくなってしまったとしたら、人生に希望を持てるでしょうか?
僕なら、”あれもやれない、これもやれない”と落ち込み、立ち直るのが難しい状況になってしまうと思います。
しかし、生まれつき両手足がないニックさんは、自分の人生に限界を作りません。希望に満ち溢れています。
今、両手足がある僕には、一体どれくらいのことができるのでしょうか。
ニックブイチチさんとは?
(Wikipediaより)
オーストラリア出身のニックさん。彼には、生まれつき両手足がありません。アザラシ肢症という病気です。
電動車椅子での移動を余儀なくされ、小学生のときには、いじめを受けます。ひどいときには12人の子供に囲まれ悪口を言われたこともあるそうです。
10歳ながらに自殺を決意し、水が溜まったバスタブへと身を投じる覚悟をします。しかし、両親が自分のお墓の前で泣いている姿を想像し、踏み留まります。
そんなご両親は、ニックさんを特別扱いすることをせずに接します。障害者の方が通う学校ではなく、普通の学校へ入学させたり、”何でもやってみなさい”と声を掛け続けていたそうです。
「持っていないものではなく、持っているものに感謝しなさい。」
そんな言葉が、次第にニックさんを勇気付けていきます。
その後、ニックさんは大学へと進学し、学士号を取得します。そして、17歳のころからは、講演活動を開始し、現在では、世界中で講演をしています。インドの講演では、12万人の前で話したこともあるそうです。
胸熱必須!ニックさんの講演!
そんな、世界中で講演をするニックさん。まずはこの動画を見てほしいです!!
20分が一瞬に感じるくらい、引き込まれます。そして胸が熱くなります。
”自分の両手足がなくなってしまったら…”
果たして、ニックさんのように強く生きられるでしょうか?
ニックさんが言う、8つの成功の法則。
・感謝する
・やってみるまでどうかわからない
・もし失敗したら、もう1回やってみる
・失敗は教育
・障害は機会
・大きな夢を持つ
・決して諦めない
意識して、生活していきたいですね。
特に、「障害は機会」。この言葉に本当に勇気をもらえます。
”てんかんも何かを教えるために、自分のところにやってきた”。そう思えることができれば、てんかんに対する考え方も変わるかもしれません。
この講演を見て、心から感動しました。自身の経験から語られる、”生きるということ”についての考え方には、共感しか生まれませんでした。
私の今の強みは、昨日の痛みからきているのです。
もし、私が困難にあわなければ、前に進む勇気を持つこともありませんでした。
(ニックブイチチ講演より)
人は、苦しい思いや、困難に合うからこそ、強くなることができるのだなぁと、改めて考えました。
1歩を踏み出そう!
痛い思いをすること、苦しむことは、恐怖です。できることなら避けたい道です。
僕自身も、てんかんであることを公表して、講演活動を行うことはとても怖かったです。”誰にも受け入れられなかったらどうしよう…。批判的な意見ばかりきたらどうしよう…。”傷つくのは自分です。
それでも、”てんかんで苦しんでいる人の力になりたい”という思いから、講演活動をスタートさせました。
すると、僕が考えていた”恐怖”は、やってきませんでした。むしろ、素晴らしい経験をすることができました。聞いてくれた人に勇気を与え、感謝してもらえたのです。
”強くないから、困難に立ち向かえない”のではなく、”困難に立ち向かうからこそ、人は強くなれる”のです。
初めから強い人間なんて、1人もいないはずです。
僕は世間的には障害者。
でも、
手足がないからこそ、
「本当の障害」を取り除くことができた。僕が思う本当の障害・・・それは、
「自分の人生に自分で限界を設定してしまうこと」
「これがお前の限界だ」という他人の言葉を信じてしまうこと。
本当の障害。それは自分の心や考え方に、障害ができてしまうことなのです。体にコンプレックスがあったり、何かの病気になってしまったとしても、それが”障害”になるのかどうかは、自分で決めれるのです。
ニックさんのように、希望を胸に持って、心の中に障害を作らないようにしていきたいですね。
その先に、あなたを待っている人がいるかもしれません。
私が気がついた人生の素晴らしいことは、
奇跡を見ることが出来なくても、私は誰かの奇跡になれるということ。
(ニックブイチチ講演より)
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
— てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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