笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
みなさん、ヘルプマークってご存知ですか?
少しずつ目にする、耳にする機会が増えてきたなぁと思いますが、まだまだ知らない人も多いと思います。
先ほど、実際にヘルプマークを取得してきたので、ヘルプマークの紹介と、実際の取得方法について、お伝えしたいと思います。
僕のように、”最近発作が落ち着いてきたし、必要ないかなぁ…”と思っている方でも、持つ必要性は十分あると考えています。
ヘルプマークとは?
ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している患者、内部障害や難病の患者、精神障害、知的障害または妊娠初期の人等、援助や配慮を必要としていることが外見では分からない人々が、周りに配慮を必要なことを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成された、東京都によるピクトグラムである。(wikipediaより)
見た目では伝わらない怪我や病気の人に対して、配慮や何かあったときのサポート方法を知らせるためのマーク。
具体的には、
・人口の手足や、人工関節を使用している方
・心臓や肺などに疾患を抱えている方
・妊娠初期の方
・精神障害の方
・うつ病の方
などが、対象者となっています。
ヘルプマークのPR動画もあります。
このヘルプマークには、シールもついていて、”伝えたい情報”を記入することもできます。
てんかんを持っている方の場合、”発作が起きたらどうして欲しいのか”を書いておくといいでしょう。
- 発作が出て意識がない場合は、救急車を呼んでください。
- 発作の最中は、体に触れないように気をつけてください。
- 緊急連絡は、◯◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯(父親)までお願い致します。
のように書いておけば、発作が出て意識がないときでも、周りの人に対応してもらうことができます。
前から持っておこうと思っていたので、取得してみました!
まずは電話で確認
まずは、僕が住んでいる浜松市で取得可能か調べてみました。
「浜松市 ヘルプマーク」で検索すると、浜松市のホームページでヒットしました!
浜松市においても平成30年2月5日より配布しております。ご希望の方は、下記窓口へお越しください。
- 健康福祉部障害保健福祉課(市役所本館2階)
- 健康福祉部健康増進課(保健所2階)
- 各区役所社会福祉課及び健康づくり課
(浜松市ホームページより)
ただ、てんかん持ちでも本当に取得できるのか、が不安だったので、電話で確認してみました。
中村「もしもしー。」
市役所の方「はい、こちら浜松市役所健康福祉部障害保健福祉課です。」(漢字長っ!)
中村「あのー、僕はてんかんを持っていまして、ヘルプマークを取得したいのですが、可能でしょうか?」
市役所の方「えー、見た目でわかりずらい病気や怪我などをお持ちの方で、助けを求めている方であれば、可能ですよ。」
中村「なるほど、ではてんかんでも取得可能なのですね。ちなみに、申請をする際に何か必要な書類などはありますでしょうか?」
市役所の方「書類などは特にありませんね。ただ受け取りに来て頂いた際に、2,3点お伺いさせて頂くことがございます。」
中村「分かりました。では後ほど、伺いますので、よろしくお願い致します。」
市役所の方「はい、お待ちしておりますー。」
取得可能!ということで、早速浜松市役所へ向かいました。
ヘルプマークを求めて、いざ市役所へ!
もしかしたら、初めてかも、市役所。来た記憶がない。笑
ビクビクしながらも、2階の健康福祉部障害保健福祉課へ。
受付で番号札を受け取り、すぐに「どうぞ〜」っと、席へ案内して頂きました。
市役所の方「本日は、いかがなさいましたか?」
中村「あのー、ヘルプマークを頂きたくて…。」
市役所の方「あー、はい。ヘルプマークですね。ご本人様でよろしかったですか?」
中村「はい。」
市役所の方「かしこまりました。少々お待ちください。(ヘルプマークを取りに行く)お待たせしました。こちらですね。」
中村(おーこれがヘルプマークかぁ…)
市役所の方「では、ヘルプマークの受け渡しに関して、いくつか質問させてくださいっ。」
中村「はい。」
ここで、年齢、性別(見た目で判断してくれたと思う)、障害の場所、障害者手帳の有無、の確認がありました。
市役所の方「はい。ありがとうございます。以上になりますね。」
中村「あっ、ありがとうございます。(早っ!!!)」
市役所の方「ちなみに、ヘルプカードというのもあるのですが、ご存知ですか?」
中村「ヘルプカード??初めて聞きました。」
市役所の方「何かあったときに、見てもらうことで、”手伝ってほしいこと”を相手に伝えるというものなのですが…。もし良かったら、そちらも差し上げますね。」
中村「あっはい。ありがとうございます。」
ちなみにヘルプカードというのは、こんなカード。
何かあったときに、何をして欲しいのかを伝えるカードとなっています。
パスケースを購入して、ヘルプマークと一緒に入れておこうかと思います!
ヘルプマーク、ゲット!
こうして無事、ヘルプマークを手に入れることができました!
とりあえず普段使いのリュックに取り付けようかなと思っています。でも、僕の場合、日常生活では特に問題なく生活しているので、1人でも多くの人に知ってもらうために、つけようかなと考えています。(実際に必要となるのは、発作が起きたときなので。)
しかし、ヘルプマークはまだまだ認知度が低いのが現状です。
1人でも多くの人に知ってもらうことで、生きづらさを抱えている人の力になれると思います。
もし、ヘルプマークをつけている人がいて、困っていたら、一声掛けてあげて欲しいです。あなたの助けを待っているかもしれません。そして、1人でも多くの人が、ヘルプマークをつけることで、認知度が上がっていくとも思います。
付属されているシールや、ヘルプカードに、てんかん発作が起きたときに、どうすればいいのかを明記しておくことも可能です。てんかん発作が起きたときに、居合わせた人からしたら大きな情報です。そしてそれは、自分のためにも繋がります。
てんかんを持っている方は、是非ヘルプマークを取得して頂きたいなぁと思います。
まずは、「お住まいの地域+ヘルプマーク」で検索することから、はじめてみましょう。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
― てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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