公開:2018.03.16 更新:2019.07.20
笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
”てんかんを持っていることが、辛い…。”
発作が起きたり、周りの人に迷惑を掛けてしまう度に、頭によぎります。
しかし、そんな中でも、僕を元気付けてくれた瞬間がありました。
てんかんなんて、受け入れられない。
僕は16歳の高校一年のときに、てんかんになりました。
”どうしてこんな病気にならなければいけないのだろう…。”
てんかんになった当初は、この病気を受け入れられず、落ち込んでいました。一生この病気と付き合っていかなければいけないと思うと、不安で仕方ありませんでした。
しかし、そんな状態であっても、病気のことを忘れられる瞬間があったのです。
笑顔が僕を強くしてくれた。
僕がどんなに落ち込んでいても、友達といるときは、てんかんのことを忘れることができました。
なぜなら、友達と一緒にいるときは、笑っていることが多かったからです。
僕の友達は、僕がてんかんになっても、以前と変わらない態度で接してくれました。それは何よりも嬉しいことでした。
てんかんを持っている中村真二ではなく、1人の人間中村真二として接してくれる。
口に出さないけれど、”病気になっても、お前はお前だろ。”というメッセージをもらえた気がして、友達と一緒にいるときは、てんかんのことをあまり考えないようになっていました。そして、その間は、ただただ楽しかった記憶で溢れています。
苦しいときでも、悩んでいるときでも、笑顔になれる瞬間があるというのは、僕にとって大きな励みになりました。笑顔になると、てんかんのことで悩んでいた自分を少しだけ、客観的に見れるようにもなっていきました。
”辛いこともあるけど、変わらずに楽しいこともある。”
その事実を確認できたことで、悩む回数が減ったり、悩む深さが浅くなったりもしていったのです。
きっと、友達といれた時間、笑顔になれる時間がなかったら、あのまま深い悩みから抜け出せなかったと思います。
本人たちは何の気もなく接してくれたかもしれません。
でも、それが僕にとってどれだけ大切な時間であったかは、とても言葉では表せないのです。
笑顔になれる時間を作ることの大切さ。
僕は笑顔になれる瞬間があったことによって、精神的にだいぶ楽になりました。笑顔になることには、大きな意味や効果があると確信しています。
きっと、あなたにも笑顔になれる瞬間があるのではないでしょうか?
・自分の好きな音楽やゲームに熱中しているとき
・お笑い番組やドラマを観ているとき
・友達や恋人と一緒にいるとき
苦しくても、辛くても、楽しさを感じれるような瞬間があるのではないでしょうか?その瞬間を意識して、日常に取り入れていくことで、病気に対してもポジティブな気持ちで接せられるようになっていくはずです。
あなたの笑顔。どうか大切にして欲しいと思います。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
— てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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