笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
置かれた環境を、嘆いていませんか?
今回は、「置かれた場所で咲きなさい」渡辺和子(幻冬舎)の3センテンス要約です!
3センテンス要約とは?
「1冊の本を読んでも、そんなに内容覚えられない!」という怠惰な気持ちから、「文章3つくらいなら覚えていられるだろう」と思い、1冊を3文章で要約したもの。独断で要約しております。
「置かれた場所で咲きなさい」を読もうと思ったきっかけ
「置かれた場所で咲きなさい」が出版されたとき、著者の渡辺和子さんは、なんと86歳!人生の大先輩過ぎます。。。
渡辺さんは、36歳で岡山県のノートルダム清心女子大学の学長に就任します。(前任は70代後半のアメリカ人だったとのこと。プレッシャー計り知れないです…。)その後、マザー・テレサが来日した際に通訳を務めたり、本を出版したりと、多方面で活躍していきます。
しかし、50歳のときに自身がうつ病に患うなど、辛い時期も過ごされます。
そんな、波乱万丈な人生を歩んだ渡辺さんの「置かれた場所で咲きなさい」は、発行部数200万部を超えるベストセラー!!!
”86歳が書いた、200万部超えのベストセラー”
これは、読まなければ。心の中のリトル中村が「Yes」と答えたので、読むことにしました!
ということで、「置かれた場所で咲きなさい」の要約を3つの文章でご紹介します!
不機嫌は立派な環境破壊
(引用:「置かれた場所で咲きなさい」P62)
考えたことありますか?不機嫌でいることは、環境破壊に繋がっているということを!
僕自身、たまにあります。仕事が溜まりイライラしていると、つい態度に出てしまって、挨拶がおろそかになってしまいます。この行為は、周りの環境を破壊していたのです…。
それくらい不機嫌でいるというのは、良くないのです。
この本の中に「ほほえみ」という詩が出てきます。とても良い内容だったので、そちらも紹介したいと思います。
もしあなたが
誰かに期待したほほえみが得られなかったなら
不愉快になる代わりに
あなたの方から ほほえみかけて ごらんなさい
ほほえみを忘れた人ほど
それを必要とする人は いないのだから
(引用:「置かれた場所で咲きなさい」P60)
不機嫌ではなく、笑顔でいることの大切さを、改めて認識させられました。
迷うことができるのも、一つの恵みです。
(引用:「置かれた場所で咲きなさい」P 118)
考えたことなかったなぁ。
1日の中で何回考えごとして、迷っているでしょうか。”今日は何飲もうかなぁ”、”傘持っていった方がいいかなぁ”、優柔不断な僕は、些細なことでも迷ってしまいます。
でもそれも、贅沢なんですね。
それだけ、選択肢があるということ。選べる自由があるということ。日常の生活の中でこうした恵まれた環境をつい忘れてしまいます。
ナチスの収容所に送られた人々には、迷うことは許されませんでした。すべてが命令による強制であり、人は、選択する自由、つまり、迷う自由を剥奪されていたのです。
(引用:「置かれた場所で咲きなさい」P 118)
”選択する自由”があるということを、忘れずに、恵まれた環境に感謝していきます。
どんなところに置かれても、花を咲かせる心を持ち続けよう。
(引用:「置かれた場所で咲きなさい」P 15)
”東京に生まれていれば、もっと色んなチャンスあっただろうなぁ…。”
以前の僕は、このように思うこともしばしばありました。”環境”が自分を変えてくれるはずだと。しかし、どうやらそうではないようです。
境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことができる。「現在」というかけがえのない時間を精一杯生きよう。
(引用:「置かれた場所で咲きなさい」P 15)
大切なことは、”どこで生きるのか”、ではなく、”どう生きるのか”、なのです。
てんかんになった当初の僕は、”なんでこんな病気になってしまったのだろう”と、同じことで毎日悩んでいました。けれどその時点で、自分が置かれた環境を悔やんでいたのだなと、感じました。
今になって、痛感しています。
てんかんが人生を左右するのではなく、てんかんをどう考えるのかが、人生を左右するのだと。
「置かれた場所で咲きなさい」
この言葉ともっと早く出会っていたら、てんかんで悩んでいた日々から、もう少し早く脱せていたかもしれません。
「置かれた場所で咲きなさい」の感想
様々な経験をし、多くの方と接してきた方の言葉には、深みというか、重みがあるなぁと感じました。そして、渡辺さんの場合はそこに、温かさも感じます。語りかけてくれるようなこの本は、とても読みやすく、1時間くらいで読み終えてしまいました。
けれど、力のこもった言葉が多く、たくさんの勇気をもらいました。
最近は、SNSの流行などで、無意識に人と比べることが増えていると感じています。そこで劣等感を感じてしまう人も多いのではないでしょうか。
「置かれた場所で咲く」
今の時代に必要な言葉だと、感じました。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
— てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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