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【3センテンス要約】病気は才能(おのころ心平)

笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。


今回は、「病気は才能」おのころ心平(かんき出版)の3センテンス要約です!

 

3センテンス要約とは?

「1冊の本を読んでも、そんなに内容覚えられない!」という怠惰な気持ちから、「文章3つくらいなら覚えていられるだろう」と思い、1冊を3文章で要約したもの。独断で要約しております。

「病気は才能」を読もうと思ったきっかけ

タイトル。これに尽きます。

僕は、「てんかんって、すごい個性だよ」そんな友達の言葉がきっかけで、てんかんに対する考え方が少しずつ変わっていきました。

しかし、個性ではなく、”才能”。そこまで言ってしまえるのは、一体なぜなのか、とても気になりました。

結果的に、この本を読んで、てんかんに対する考え方が、さらに好転していきました。

 

それでは、「病気は才能」の要約を3つの文章でご紹介します。

顕在意識5%対潜在意識95%。

病気になりたくない、元気でいたいと顕在意識で強く思っていても、もし、あなたのココロの奥=潜在意識の領域で、「病気の状態を望んでいる」としたら…?(引用:「病気は才能」P59)

自分の潜在意識が、病気の状態を”望んでいる”としたら…?

”病気は何かを教えてくれるためにある”という感覚はあったのですが、自分が望んでいるとまでは、考えたことがありませんでした。

でも仮に、自分が望んでいるとしたら…。そう考えるだけで、病気になったことにも、何かしらの意味を見出すことができると思います。

 

この文章を読んで、今一度、自分がてんかんになった理由を、考えさせられました。

病気とは否定すべきものではありません。

むしろ潜在意識の欲求が具現化したものとして、大切なことを教えてくれるものとしてとらえています。
(引用:「病気は才能」P69)

僕がてんかんから学んだこと…。

・「ありがとう」を伝えることの大切さ

・行動することの大切さ

・楽しむことの大切さ

少し考えただけでも、これだけ浮かんできました。

 

もし、てんかんになっていなかったら、これらのことに気付くことはなかったでしょう。確かに、てんかんは僕に、大切なことを教えてくれたと思います。

人間として足りない部分があったから、それを学ぶために、てんかんになった。

僕の場合は、そう考えることができるかもしれません。

病気は才能であり、進化の過程である。

往々にして病気を「失敗」ととらえがちです。でも、いちど「これは、人類の進化の過程を受けて立ってやってるんだ」と考えてみましょう。病気は才能であり、進化の過程である。
こう考えてみると、あなたがあなたの病気を受けて立ち、そこで経験することが、どれだけ後世へ貢献することになっているか。(引用:「病気は才能」P265)

 

「てんかんで悩み苦しむ人を、1人でも減らしたい。」
僕は、そんな思いを持って活動をしています。でも、”後世への貢献”。ここまで考えたことはありませんでした。

 

またしても、目から鱗というか、衝撃的でした。

 

僕自身、今現在生きているひとのために、と思っていました。しかし、こうしてブログなどで残していくことで、例えば、僕が死んだとしても、今書いている文章は残ります。
そうすれば、これを読んだ、100年後のてんかん患者の人の力になることができるかもしれません。

 

すごいですね。僕がてんかんを受け入れ、そこで経験したことを発信することが、何百年も残ると思うと、とても嬉しいです。
その人のためにも、まだまだ思いを発信していかなければいけません。

「病気は才能」の感想

この本の中盤から後半にかけては、症状や病名ごとに、どんな意図があるのかというのを紹介しています。そちらが気になる方は、是非読んで頂きたいと思います。

僕自身は、前半部分の病気に対する考え方に、感銘を受けました。

 

この本の中に、60代後半で肺ガンを患った男性のエピソードがあります。

 

バリバリのワンマン社長で、一代で事業を成功させてきた実績を持つご主人。しかし、その頑固で高圧的な性格からか、3人いるお子さんたちからは嫌われてしまいます。孫が生まれても見せに来ないほどだったそうです。

入院をしましたが、進行が早く、回復の兆しはほとんど見られません。著者のカウンセリングにも罵声を浴びせるなど、なかなか心を開いてくれません。

しかし、そんなある日、「おお、来たかい。いつもお世話になっているね」と優しげな口調。

何があったのか、奥さんに尋ねると、一昨日息子さんたちがそろってお孫さんを連れてお見舞いにやってきた、とのこと。

そのことを嬉しそうに話すご主人。ふと「もう思い残すことは、ないかなぁ」と口にしたそうです。

その後、一時的に驚異的な回復を見せますが、しばらくして、奥さんから訃報が届いたそうです。

 

「ガンになれば、息子たちに会えるかも」

そんな思いが潜在的に抱いていて、体がガンになることを選んだのかもしれません。

 

 

”病気になるのには、何か意味がある。”

僕はそう信じています。この本を読んだことで、その思いに背中を押してもらえました。僕が感じたこと、思ったことをこれからも伝え続けて、1人でも多くの人に、元気や勇気を届けたいと思います。

”病気が才能だ”、と思ってもらえるくらいに。

 

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

当ブログは、「てんかんを持っている方に元気や勇気を届けたい」という、思いで運営しております。

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