公開:2017.08.12 更新:2019.07.17
笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
てんかんという病気は、僕の心にまで大きな影響を与えました。
てんかんに心まで侵されないようにしなければいけません。
病気になるとどんな気分になりますか?
突然ですが、質問です。あなたはこの1年で病院に行きましたか?
・風邪を引いて、内科に行った。
・歯が痛くて、歯医者に行った。
・腰が痛くて、整骨院に行った。
おそらくなんらかの病院に行っているのではないでしょうか?
では、そのときの気持ちはどんなものでしょうか?病院の待ち合い室にいると思って、少し思い出してみましょう。
「なんでこのタイミングで…。」
「あー、気分悪い。」
「普段から気を付けとけば良かった。」
嘆いたり、悲しい気持ちになってしまう人も多いと思います。
このように病気になってしまったとき、体だけではなく、心にまでその影響が出てしまいます。そんなときは、”心まで病気に侵されてしまっている”と、言えるでしょう。
病気になると心にも影響が出る
僕は16歳でてんかんになり、
「なんで自分がならなきゃいけないんだ?」
「どうしてこんな病気になってしまったんだ?」
同じことで毎日悩み、苦しんでいました。いくら考えたところで、症状が良くなるわけでも、治るわけでもありません。ただただ、落ち込んでいたのです。
それから、僕の心はだんだんと荒れていき、髪の毛を茶髪に染めたり、クラスメイトを誹謗中傷して1ヶ月の謹慎処分を受けたりもしました。
てんかんになったことが、心に影響を与え、私生活にも影響を与えてしまったのです。
病気になったとしても、心が侵されてしまうと、どんどん負の連鎖に巻き込まれてしまいます。
病気になっても心まで侵されない
では、心まで病気に侵されないためには、どのようにすればいいのでしょうか?
僕は、病気になったからこそ出来ること、考えられることを見つけることが大切だと思っています。
病気になることで、出来なくなることがあったり、迷惑をかけてしまうことがあります。けれど、マイナスな面ばかり見ていては、考え方もマイナスになってしまいます。
病気になったからこそ出来ること、病気になったからこそ考えられることが必ずあります。
そこに目を向けることが大切なのです。
僕自身、てんかんになり、”発作の出るタイミングが悪ければ、死んでしまうかもしれない”そんな恐怖を抱えています。しかし、この事実は、僕に多くのことを教えてくれました。
・1日1日の時間の大切さ
・周りの人やものに支えられているということ
・やりたいことをやることの素晴らしさ
これらを知れたことで、僕の人生はより豊かになっていきました。
病気のプラスな面を見つけることで、心は健康を保つことが出来るのです。
あなたが病気になって、得たものは?
病気になったからこそ出来ること、考えられることを見つけることで、
”病気になったこと”さえも、人生の糧に変えていけると僕は信じています。
僕も、今となっては、
「てんかんだから何か出来ることがあるんじゃないか?」
「今の自分だからこそ出来ることって何だろう?」
と考えられるようになりました。
そのように考えられるようになれば、病気に心まで侵されることもなくなります。
あなた自身が持っている病気は、どんな理由があって、あなたの元へやってきたのでしょうか?
そして、あなたは、そこから何を得られるのでしょうか?
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
— てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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