笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
てんかんという病気になってから、「生きる」ということに関して僕の中で大きく変化がありました。
それまでの僕は漠然と生きていました。
てんかんになる前の僕は、特に何も考えずに漠然と生きていました。
朝起きて、ご飯を食べて、学校に行って、帰ってきて、ご飯を食べて、お風呂に入って、テレビを見て、寝る。
そんな’当たり前の日々’を当たり前に生きていました。
何1つ疑うことなく、毎日がやってくると思い、過ごしていました。
しかし、てんかんになってから、僕の’人生’に対する考え方は180度変わりました。
「あっ、毎日って当たり前じゃないんだ。」
高校1年の夏。僕はてんかんになりました。
初めて発作が出たのは、自転車を運転しているとき。
発作が出て意識失い、そのまま路肩に止まっている車に激突しました。
そのときは顔を軽く切るくらいですみましたが、
もしも、車が走っている車道側に倒れてしまったら・・・
そう考えると、僕の人生はあのとき終わっていても、おかしくなかったのかもしれません。
人生を後悔なく過ごしたい
てんかんになってから、
「発作が出るタイミングが悪ければ、いつ死んでもおかしくない」
そんなことを考えて毎日を生きています。
そう考えて生きていると、ひとつの思いを抱くようになりました。
「人生を後悔なく過ごしたい。」
いつ死んでもおかしくないなら、今の人生に絶対後悔したくないと強く思ったのです。
言い換えれば、
「いつ死んでもいいように、後悔がない毎日を過ごしたい。」
ということです。
では、どうすることが後悔がない人生なのでしょうか?
「後悔しない」=「楽しい」
どうすれば「後悔が少なくなるのか」、
てんかんになってからの13年間で、ひとつの答えにたどり着きました。
「後悔しない」それは僕にとって楽しいかどうかということです。
どうすることが自分にとっての’後悔’なのかを考えたときに、
・楽しくないことをすること
・楽しいと分かっていることをやらないこと
・楽しそうなことをやらないこと
だと感じました。
そこで僕は、’楽しいかどうか’に重点を置いて、毎日を行動するようにしています。
色々な楽しみ方
「楽しむ」と聞いて、パッと思いつくのが、笑っている光景だと思います。
笑っているときであれば、その瞬間は楽しんでいることが多いですよね。
僕はその瞬間を何よりも大切にしたいと思っています。
けれど「楽しむ」というのは、それ以外にも様々なものがあります。
てんかんになってから、僕は様々な楽しみを感じられるようになりました。
・自分の成長を楽しむ。
・周りの人の喜んでいる姿を楽しむ。
・楽しくないことを楽しむ方法を考える。
結局のところ、楽しめるかどうか自分次第だと思っています。
「楽しもうと思っているかどうか」
その気持ちがあるかどうかによって、目の前の出来事を楽しめるかどうかが変わってくると思います。
自分から「楽しむ」ことをする。
そして自ら、毎日笑う時間を作るということも大事です。
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自分が何をしているときが楽しいのかを知り、その時間を意図的に作ることで、心が軽くなり、
「明日も楽しい1日にしよう」と思えます。
あなたの人生がもし、今日で終わるとしたら・・・
「後悔がない人生だった。」
もし今日であなたの人生が終わってしまうとしたら、自信を持って言えるでしょうか?
自信を持って言えない人は、一体何故でしょうか?
あなたの人生の心残りは一体なんでしょうか?
それを突き止め、毎日の生活の中でいかに意識できるのかによって、1日1日が今よりも素晴らしいものになっていくと思います。
もし、僕の人生が今日で終わってしまうとしても、僕は胸を張って言えます。
「最高に楽しい人生だった」と。
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