てんかん講師の中村です。
早速ですが、あなたに質問です。
「何のために、生きていますか?」
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あなたはこの質問に3秒以内に答えられるでしょうか?
・答えられなかった
・はっきりと答えが出なかった
・時間が掛かってしまった
これらに該当する人は、もしかしたら死を迎えるときに、悔いが残ってしまうかもしれません。
何のために生きているのか答えられないということは、ゴールのないマラソンを走っているようなものです。
あなたの走っているマラソンは現在何キロ地点なのでしょうか?
あとどのくらいの距離・時間を走らなけれないけないのでしょうか?
もし今ゴールのないマラソンを走ってしまっているのなら、スタートしたことに後悔するでしょう。
人生も同じです。
ゴールがあるからこそ頑張れるし、目の前の一歩一歩に力を入れることができるのです。
3秒という時間に特に意味はありませんが、自分の人生に対してそれくらいパッと答えが出せないのであれば、答えを持っていないのと同じだと思います。
もしあのとき死んでいたら。
僕はてんかんの病気を持っていることで、死をリアルに想像したことがあります。
(参照:僕が死んだ日)
もしあのとき死んでいたら、数多くの悔いが残りました。
・自分のやりたいことをやらなかった
・感謝を伝えなかった
・精一杯生きなかった
そんな体験をし、ふと考えたことがあります。
「自分は何のために生まれてきたのだろう。」
もしあのとき死んでいたら、僕はこの質問に答えられないままこの世を去っていました。
それから、僕は自分の人生に一つの軸を持つことを決めました。
自分の人生に目標を持ち、後悔がない人生を送るためです。
その軸を中心に考え、行動を取るようにしました。
僕が持った一つの人生軸
僕は自分の人生に一つの軸を持つことで、多くのことを得ました。
・迷うことが減る
・自分に正直に生きることができる
・日々の満足度があがる
これらの結果、後悔することが大きく減りました。
僕が持った軸。それは一体どんなものだと思いますか?
たった一言です。
それは、
「楽しむ」
1秒1秒が楽しいと思える選択を取れているか?
人生の終わりを肌で感じた僕が思ったことは、“いつ死んでも後悔がないように、毎日を120%楽しもう”ということでした。
・自分が楽しいかどうか。
そこだけに集中し、物事を選択します。
お酒を飲まないので、飲み食いが目的の飲み会には行きません。
自分が楽しめる要素があるのか。そこにのみ、フォーカスします。
・何をしているときが楽しいのか。
それを知り、行動に移します。
僕が1番楽しいと思える瞬間は、友達とフットサルをしているときです。
その時間を日常に組み込み、自分から提案していくことで、自分を楽しませることができます。
他にも、一見してみると楽しくないことでも、楽しさに繋がることであれば、楽しむことができます。
手間が掛かる仕事でも、自分の成長に繋がると考えます。成長後の自分を想像することができれば、楽しくなります。
「楽しむ」
そんな軸を持ったことで、行動や考え方が大きく変わっていきました。
その結果、毎日を楽しむことができています。もし今日で人生が終わってしまったとしても、後悔が少ない人生だと胸を張って言えます。
人生の軸を持つための2つの質問
「そうは言ってもなかなか軸なんて持てないよ」
そんな方もいるかもしれません。
そんな方には、”人生の軸が見える2つの質問”に答えてもらいたいと思います。
次の2つの質問に答えることで、自分にとって何が大切なのか、自分が何のために生きているのかが見えてきます。
一つずつ頭に答えを思い浮かびながら、読み進めてみて下さい。
①あなたは誰のために生きていますか?
自分ですか?
それとも他人ですか?
他人ならばそれは、誰ですか?
②あなたはその人にどうなって欲しいですか?
お金持ちになって欲しいですか?
笑顔になって欲しいですか?
喜んで欲しいですか?
さて、いかがでしょうか?
僕の場合は、①自分、②楽しんで欲しい、となります。
これに答えることができれば、”何のために生きているのか”が見えてくるはずです。
後悔しない人生を送るために
「後悔しないように生きる」
多くの人が一度は聞いたことがあるだろうし、考えたことがあると思います。
ということは、それだけ多くの人が”後悔してこの世を去っていった”ということです。
みんなが後悔ない人生を歩んでいれば、そんな言葉が後世に残るはずがありません。
自分の中に明確な軸を持ち、それに従い日々の選択を取ることで、後悔がない日々を送れると僕は信じています。
あなたにも是非、自分の中に軸を持ち、それを大切にし、後悔がない日々を歩んで頂きたいと思います。
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