笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
てんかんを持っていると、仕事に就くのに苦労することがあります。
僕自身、なかなか仕事に就けないという日々も経験しました。
しかし、いざ仕事に就けたとしても、その後も乗り越えなければいけないことがあります。それは、
”いかに職場に溶け込んでいくのか?”
ということです。もちろんこれは、てんかんの有無には関係ないことかもしれません。
ただ、”職場に上手く馴染めず、退職した”となると、また仕事を探さなければいけません。
これは、かなりのストレスです。
そこで今回は、12年間で、10の職場に勤め、30人を超える現場の上司と関わり、バイトリーダーになること4回、社員への誘いを3回受けてきた僕が、初日から職場に溶け込むための「嫌われない仕事術」を、お伝えしたいと思います。
いかに新しい職場で嫌われずに、溶け込んでいくのか。社会を生き抜くノウハウをたっぷりとお届け致します!
嫌われない仕事術とは?
そもそもなぜ、”嫌われない”なのか?
どうせなら、”好かれたい”と考えると思います。
しかし、ここの2つには、大きな壁があります。正直なところ、すべての人に好かれるなんて、不可能なのです。
十人十色という言葉があるように、人によって、好きなもの嫌いなもの、生きてきた環境、考え方など、全くと言っていいほど違います。
なのに、”みんなから好かれたい”なんて、ありえないのです。八方美人だとして、十人十色に対しては、2つも足りません。
でもこれが、”嫌われない”ということであれば、いくつかのことを実行することで、達成可能です。
職場のストレスランキングの1位が「人間関係」とも言われています。(引用:会社員の悩み1位はやはり〇〇?ストレスランキングより)
いかに職場に溶け込んでいけるのかは、社会を生き抜く上で、非常に大切な能力なのです。
”嫌われない”ように、技術を身につけていく必要があるのです。
では、どうすれば嫌われないようになるのか?6つの仕事術を紹介していきます!
嫌われない仕事術①【スマイル】
常に笑顔。これが基本です。笑顔でいることが、職場での最初の仕事と言ってもいいかもしれません。
あなたは、メラビアンの法則をご存知でしょうか?
メラビアンの法則とは?
人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。(wikipediaより)
要するに、目からの入る情報が、他人に1番大きな影響を与えるということです。
そう考えると、表情ってすごい大事ですよね。
なので、笑顔でいることを心がけて欲しいと思います!
ただし、ニコニコしている必要はありません。口角を1mm上げるぐらいで大丈夫です。
鏡を見ながらだと分かりますが、1mm意識するだけで、表情が明るくなります。
「悪い人じゃなさそう。」
そんな印象を持ってもらえるだけで十分です。
嫌われない仕事術②【挨拶+一言】
”挨拶をしっかりしなさい”
小さいときから、よく言われますよね。本当に大切だと思います。
でもここで意識して欲しいのは、挨拶にプラスして一言付け加えるということです。
挨拶だけだと、形式的なものになってしまい、ただ言うだけになってしまいます。
しかし、一言を付け加えるだけで、相手との距離を縮めることができ、
「あなたに対して警戒心はありませんよ。」
という印象を与えることができます。
では、何を付け足せばいいのか?いくつかのパターンを紹介します。
・パターン①天気
例:「良い天気ですね〜。」、「雨降りそうですね。」、「今日も暑いですね」、「ジメジメしてますね」
・パターン②「〇〇さん、今日もよろしくお願いします!」
相手の名前を言うことが大切です。
・パターン③質問
例:「この間の休みは何していたんですか?」、「今朝のニュース見ました?」
パターンさえ掴んでおけば、色んな+一言を添えることができます。
是非、挨拶+一言で、相手に対して、”警戒心を抱いていない”ということを伝えて欲しいと思います。
嫌われない仕事術③【返事は1秒以内に「ハイっ」】
「中村君、ちょっといい?」
新人であれば、何かお願いされることや指示も多いでしょう。
そのときの返事に、注意して欲しいと思います。
キーポイントは、「ハイ」ではなく、「ハイっ」という点です。この「っ」が大事なのです。
もし今声が出せる状況なら、この2つを読んでみてください。(言えない人は、頭の中で言ってみてください。)
「ハイ」
「ハイっ」
どうでしょうか?
「ハイっ」の方が、元気が良くて、やる気がありそうに感じませんか?
何か仕事を指示するとき、相手がどんなリアクションをするかって、教える側からするとすごい気にするポイントなんですよね。
「はい?」のようなやる気のない返事だと、人によっては怒るケースもあります。
そして、返事をする早さにも気をつけましょう。
あんまり遅くなってしまうと、”聞いてないのか?”、”仕事したくないのか?”と思われてしまうこともあります。
名前を呼ばれたら、1秒以内に「ハイっ」。
これを意識するだけで、仕事に対する姿勢をアピールすることができます。
嫌われない仕事術④【メモる】
仕事に対する姿勢をアピールする方法として、メモを取るという方法もあります。
言われたことや指示されたことに対して、メモを取ります。そのとき、
「ちょっと待ってください。(メモを取る)〇〇を〇〇するということですね。」
と確認することができれば、さらにグッドです。
自分が指示したことに対して、メモを取って、確認までされたら、確実にこなしてくれそうですよね。そういう些細な姿勢から、信頼が生まれていきます。
正直なところ、覚えようとしなくていいです。メモを取っているという姿勢を見せつけましょう。
僕の場合、字が汚くて、後で読み返したら、読めないなんてザラです。(もちろん、後で読み返すために、しっかりメモを取ることもあります!)
メモを取ることで、仕事に対する姿勢、目の前の人に対する姿勢をアピールしていきましょう。
嫌われない仕事術⑤【1Day1Q(ワンデイワンキュー)】
1Day1Qとは、「1日に1つ質問しよう」ということです。
できれば、仕事以外の質問がいいですね。
- 「休みの日は何しているんですか?」
- 「なんでこの仕事をしているんですか?」
- 「どの辺に住んでいるんですか?」
などなど、相手に対して質問をして欲しいと思います。
そこで、趣味や好きなことが分かれば、そこからその質問に特化することも可能です。
自分が好きなことを質問されて、嫌な人はいません。
質問をするということは、コミュニケーションにおいて、絶大な力を発揮します。
もし、質問することに対して気が乗らないという人がいたら、質問することも仕事の1つと考えてみましょう。”これも仕事”そう割り切れば、質問するときの気持ちを作ることができます。
嫌われない仕事術⑥【怒りのスイッチを知る】
”何で怒るのか?”
これは、その人の人間性を示す大事な情報です。
怒りのスイッチを知ることで、怒られることを避けれます。仕事をする上で、”怒ることがない部下”は、とても優秀です。
怒るというのは、一つの情報です。
例えば、”遅刻して怒られている人がいる”としましょう。そのときも、遅刻の何に対して怒っているのかを知る必要があります。
- 遅刻したことに怒っているのか?
- 事前に連絡しなかったことに怒っているのか?
- 遅刻したことに対する反省の姿勢に怒っているのか?
怒っていたとしても、しっかりと原因を知る必要があります。それを知ることで、”この人は、これをされるのが嫌なんだな”という傾向がわかります。
もし、職場の人間が怒ったり、イラっとしていたら、注意深くその人を観察してみましょう。
怒られないように仕事をすることで、職場の中で、ストレスにならない貴重な存在になることができます。
嫌われない仕事術で、生き抜こう!
「嫌われない仕事術」いかがだったでしょうか?
”せっかく受かった仕事だから、上手くやっていきたい。でも不安。”
そう思うのは、当たり前です。僕自身、何度も経験してきました。てんかんを持っていれば、尚更です。
しかし、そんな不安もちょっとしたテクニックによって、解消することができます。
嫌われない仕事術を活用して、社会でのあなたの価値を高めていきましょう。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
― てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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