笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
てんかんを持っていることを伝えるときに、どのように伝えるのかで、相手に与える印象は大きく変わっていきます。
僕自身が今までの経験で感じてきました。
今回は、てんかんであることを伝えるときに、プラスして伝えて欲しいことを書いていきたいと思います。
このように伝えることで、あなたに対してポジティブな印象を持ってもらえるようになるはずです…!
てんかんを伝えるときに気をつけるべきこと
以前、「てんかんであることを伝えるときに、気をつけるべき3つのこと。」というタイトルでブログを書きました。
- てんかんをどう考えているのかを伝える
- どんな病気か、もし発作が出たらどうすればいいのか伝える
- 会って伝える
この3つを意識して伝えることで、相手に与える印象は変わっていきます。
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今回はこれに、もう1つプラスして、伝えて欲しいことを紹介したいと思います。
それは、「てんかんのポジティブなところも伝える」ということです。
てんかんのポジティブなところ?
「ポジティブなところなんてないよ!」
そんなことを思う人もいるかもしれませんが、これはてんかん自体のことを指しているのではありません。
どういうことかと言うと、
”てんかんを通して、経験したものの中から、ポジティブな一面を伝える”
ということです。
てんかんになり、悩んだり、苦しんだりしたことも多いと思います。
しかし、その中から得たものや学んだことがあるはずです。それを伝えていくのです。
例えば、新しい職場で、初めて会う同僚の1人に
「てんかんという病気を持っています。」と伝えたとしましょう。
このとき、ただ病気を持っている事実だけを伝えていたら、ネガティブなイメージしか残りません。
”あー、病気持ってるんだなぁ…。”
聞いてくれる相手が、どれだけてんかんのことを知っているかにもよりますが、ただ事実を伝えるだけでは、なかなか良いイメージを持ってはもらえません。
ここで、”てんかんを通して、経験したものの中から、ポジティブな一面を伝える”というのが大事になります。
- 「てんかんという病気を持っています。でも、そのおかげで健康に気を遣えるようになり、風邪を全く引かなくなりました。」
- 「てんかんという病気を持っています。でも、日常の中で感謝を口にできるようになり、僕も感謝されることが増えました。」
このように、ポジティブな情報も付け足すことで、印象は大きく変わっていきます。
”相手に良い印象を与えたければ、マイナス面を先に、プラス面を後に言うと好印象を与えることができます。(引用:【心理学】話す順番によって相手の印象を操作する方法【人心操作】)
心理学の世界では、このように言われています。
ネガティブな情報のあとに、ポジティブな情報を伝えることで、プラスな印象を与えることが可能なのです。
僕がいつも伝えるときに言っていること
新しい職場や、仕事関係の方、気になる女性など…。
僕はてんかんを伝える状況のときには、必ずセットにして伝えていることがあります。
それは、「講演活動をしている」ということです。
「てんかんという脳の病気を持っていて、今まで色々大変なことがありました。
けれど、そんな経験を活かして、今は全国で講演活動をしています。
講演をすることで、同じ病気で悩んだり、苦しんだりしている人に元気を届けると共に、てんかんが1人でも多くの人に正しく知って欲しいと思っています。」
こんな風に伝えられたら、”なんだかすごい人だな…”と感じませんか?
てんかんのことよりも、それを活かした僕の活動の方に印象がいくのです。
(もちろん、てんかんの病気の説明などもしっかりします!)
そのほかにも、
- 「てんかんになって、楽しく生きることの大切さを学んだ。」
- 「てんかんになって、時間の大切さが分かった。」
など、少しでもいいのでポジティブなことを伝えるようにしています。
てんかん+だからこそのポジティブな情報
このように伝えることで、相手に悪い印象を与える可能性は下がっていきます。
もちろん、僕のように派手に伝える必要はありません。笑
何か一つでもポジティブなことを伝えることで、
「あっ。この人、病気をネガティブに捉えてないな。」
という印象を持ってもらうことができます。
そのように思ってもらえれば、あなたに対する印象も、てんかんに対する印象も、悪いものばかりではなくなっていくはずです。
てんかんを伝えることは勇気のいることです。
でも、ほんの少しの工夫や技術で、印象を変えることもできます。
てんかんを持ったことで得たものや学んだことなどの、ポジティブなことも伝えることで、良いイメージを持ってもらいましょう。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
― てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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