笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
てんかん薬を飲むことに対して、抵抗がある人はいませんか?
”なんでこんな薬を飲まなきゃいけないのだろう…。”
以前の僕も、そう思っていました。
しかし、発作を抑えるためだけに飲むのではなく、てんかん薬を飲むことの別の面を見て、うまく利用してみると、考え方が変わってくるかもしれません。
「てんかん薬なんて、飲みたくないなぁ…。」
僕は学生のとき、てんかん薬を飲むことが面倒で、飲みたくありませんでした。
友達の前で飲むと、「何の薬なの?」と聞かれたりもします。
その度に、相手の顔色を伺いながらてんかんのことを説明していました。
”できることなら、飲みたくない。でも飲まないと発作が出てしまうから飲む。”
そんな感覚で、しぶしぶ飲み続けていました。
てんかん薬のメリット、デメリット
てんかん薬を飲むことのメリットとデメリットはどんなものがあるのでしょうか?
メリットについては、明白でしょう。
・てんかん発作を抑える
これに尽きると思います。
では、逆にデメリットについては、どうでしょうか?
・副作用がある
・薬を飲むこと自体に抵抗がある
・飲み忘れると落ち込む
このようなものが挙げられます。
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一般的に考えて、デメリットの方が多いと思います。
デメリットの方が多いからこそ、”飲みたくないなぁ”と考えてしまいます。
てんかん薬を利用して、自分を守る。
では、どうすれば、てんかん薬を飲むことに対する抵抗を減らせるのでしょうか?
僕は、てんかん薬を飲むメリットを増やす、ということを考えました。
”てんかん薬を飲んでいるからこそ”、ということが増えれば、てんかん薬を飲むことへの抵抗も減っていきます。
例えば、僕の場合、お酒を辞めるのにてんかん薬が役に立ちました。
もともとお酒はあまり好きではなかったのですが、付き合い程度で飲むことがあり、ちびちび飲んでいました。
しかし、自分が下の立場として参加する会社の飲み会や、結婚式などでは、周りに付き合い、気持ち悪くなるまで飲むこともありました。
「僕、お酒弱いんで…。」
「じゃあ、飲め!飲めば強くなるから!」
そんな地獄を経験しました。そもそも好きではないものを、なぜ飲まなければいけないのか。嫌で仕方ありませんでした。
そんなときです。お酒を飲まなくする方法として、てんかん薬を利用することを思いつきました。
「お酒飲むと、効果が薄れてしまうので…。」
そのように、断り方を変えてみました。すると、僕にお酒を勧めてくる人は、誰1人としていなくなりました。
”てんかん薬、飲んでて良かったかも。”発作を抑える、ということ以外で、初めてそう思えることができました。
それから、てんかん薬を見るとなんだか頼もしい相棒に見えてきたりもしました。
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このように、てんかん薬を飲むメリットが増えると、てんかん薬に対する考え方も変わっていきます。
他にも副作用を利用するというのも、ありかもしれません。
・てんかん薬を飲むことで、昼寝を許容してもらう。(眠気)
僕自身、仕事の昼休みには毎回昼寝をしています。どんなに忙しくても寝る時間を確保しています。昼寝を正当化して、午後もすっきりと仕事に励んでいます。
もちろん、やりすぎはNGです。あくまでも”自分を守るために少し利用する”程度で考えて下さい。
変にウソばかりついていては、信用を失ってしまいます。。。
飲まされているんじゃない、飲んでいるんだ!
てんかん薬を飲むことに対する、自分なりのメリットを見つけることが出来れば、抵抗も少なくなっていきます。
発作を抑えるためだけではなくて、自分を守るために飲んでいると思えれば、てんかん薬に対しての見方も変わってくると思います。
僕自身、てんかん薬は、一生飲み続けると思っています。
だったら、嫌々飲むのではなく、少しでもいい面を見つけて飲んでいきたいですよね。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
— てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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