笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
あなたは普段、何を使って移動していますか?
車、自転車、バイク、電車、バス、徒歩…。
様々な方法があると思います。
その中でも、車を使って、移動している人は多いのではないでしょうか?
「通勤や、買い物、遊びに行くのにも、車は欠かせない!」
そんな人もいると思います。
しかし、てんかんを持っている僕は、車を持っていない(持たないようにしている)ため、他の方法で移動手段を探す必要があります。
特に通勤に関しては、車じゃないと行けないような場所だと、発作が出てしまった日から、通勤が困難になってしまいます。
そのため、僕はバスを使って通勤しています。
ただ、バス通勤も始めはしぶしぶでした。嫌なことも多かったです。
ところが、今となっては、バス通勤は僕にとって欠かせないものになりました。
今日は、なぜバス通勤が必要不可欠になったのかを、お伝えしていきたいと思います。
制限された生活の中でも、自分が変われば、いくらでも楽しみを見出すことができるのです。
バス通勤の嫌だったところ
バス通勤が始まった当初、僕はしぶしぶ乗っていました。
それには、以下のような理由があります。
時間が掛かる。
これは仕方のないことなのですが、道中で何度も人が乗り降りするので、時間が掛かります。
普通に車で行けば30分と掛からない道も、バスだと45分くらい掛かってしまいます。
僕の場合、行きは60分、帰りは50分くらい掛かります。
1日の内の2時間は、移動に費やしてしまうのです。。。
通勤時間が長いと幸福度が下がる。らしい…。
我慢する時間は、その人の意志力を消耗します。 通勤時間が長い人は、本来、仕事やプライベートで発揮するべき意志力の大半を通勤で使い果たしてしまっている、というわけです。
そのために、仕事でもプライベートでも本領が発揮できず、幸福度も下がってくるという悪循環にはまってしまうのです。(引用:通勤時間が長い人ほど幸福度が低い)
こんな恐ろしいデータを発見した日には、震え上がりました。
通勤時間が長いだけで、不幸のスパイラルに片足突っ込んでるようなものなの…?
そう考えると、バス通勤がさらに憂鬱になっていきました…。
座れないと萎える。
座れるか座れないか。これにより、バスの車内が地獄になります。
仮に、行きのバスで座れないとすると、60分立ちっぱなしです。その状態から仕事に入っても、早々にスタミナ切れになってしまいます。(すぐ眠くなる。笑)
特に、朝は混んでいるので、席が空いていないだけで、めちゃくちゃ萎えます。。。
1本乗り遅れたらアウト。
これもバスあるあるだと思います。笑
1分家を出るのが遅れたとき、車だったら普段とそこまで変わらないと思います。
しかし、バスの場合、1分遅れただけで、30分の遅刻に繋がることもあります。
交差点で、乗るはずだったバスの後ろ姿を見送るのが、どれほど切ないか…。
「5分早く家を出ればいいのに。」
そんなこと分かってるんです!!
分かってるんです…。
仕事が限られる。
バスで行ける範囲内で仕事を探さなければいけないことに、ストレスを感じたこともありました。
「おっ、面白そうな仕事!…あっ、車じゃないといけないや…。」
こんな経験を強いられることも、しばしばあります。
このように、バス通勤を始めた頃は、嫌なことが多く、しぶしぶ乗っていました…(T_T)
どうすれば、有意義な時間になるものか…。
しかし、”毎日のように乗るバスの時間を、何とかして有意義なものにしたい!”そんな思いから、色々試した結果、とても快適な時間を過ごせるようになりました。
実際に何をしているのかと言うと…。
寝る。
行きのバスでは、ほぼ寝てます。
寝れるだけで、睡眠時間を確保したい僕からすると、バスが夢の乗り物に変わります。
仕事に取り掛かる5分前まで寝ることができるので、朝一の仕事から高いパフォーマンスを発揮することが可能です!
もちろん、「寝る」ということに関しては、大きな問題があります。
1つは、“座れない問題”。そしてもう1つは、“寝過ごし問題”です。
しかし、僕はこれに対して明確な回答を持っています。(キラリーン)
まず、”座れない問題”。これに対しては、「座れなかったらどうしよう。」と悩むのではなく、「座れる時間のバスに乗ろう」と決めました。通勤ラッシュの時間に乗っていたら、座われる確率も下がってしまいます。
しかし、本来乗る予定より2本早いバス(30分前くらい)に乗るだけで、景色は一変します。窓際も余裕で座れるのです。
そして、”寝過ごし問題”。これは、僕の中でも大きな悩みでした。
しかし、そんな問題は、あるモノを使うことで、立ちどころに解決してしまいました。
それは、「ツクツク」です。
これは、位置情報を駆使して、予め設定した地点の近くに行くと、スマホが振動してくれるというアプリです。
要するに、降りるバス停の直前で、起こしてくれるのです。これにより、寝過ごしがなくなり、かつ安心して眠りにつけるようになりました。
これを発見した日のバスの中、興奮のあまり寝れませんでした。笑
このように、寝るための環境を整えることで、バスの中が快適空間に変わっていきました。
Twitterで発信。
一方、帰りのバスでは、他のことをしています。
よくやっているのが、Twitterの更新です。まとまった時間が取れるので、オススメです。
この時間に、Twitterを確認して、コメント返しをしたり、ツイートをしたりしています。
バスの乗る前に、「よーし、Twitterやるぞ!」と決めておくだけで、乗るのがワクワクしてくることもあります。
音声を聞く。
勉強の方法は、何も読み書きだけではありません。
今はYoutubeでも、勉強になる動画がアップされていたり、音声ファイルでも勉強になるコンテンツがあります。
僕の場合は、聞くことで勉強しています。
発信力を鍛えるために入った、「ミレラボ」というコミュニティで、リーダーの方が音声を録音して、公開しているのですが、これをバスの中で聞くことで、勉強が可能になります。
聞くこと以外にすることもないので、すごく集中して聞くことが可能になります。
そして、そのままTwitterでアウトプットをすれば、さらに自分のモノになっていきます。
アイデア出し。
あなたは、アイデアがひらめきやすい環境「4B」をご存知でしょうか?
実は何か考えごとをするときに、良いアイデアが生まれやすいと言われている環境が4つあるとされています。
Bathroom(トイレ、入浴中)、Bed(寝室)、Bar(バー)、そしてBus(バス)です。(参考:アイデアがひらめきやすい環境「4B」とは。)
気持ちがリラックスしていたり、ぼーっとしているときこそ、良いアイデアが生まれるそうです。
バスの中でぼんやり外を眺めていると、やるべきことを思い出したり、仕事やプライベートのことでも良いアイデアが浮かんだりします。
それを利用して、あえて何もせず、ぼーっとする時間を作るのも、快適なバスの過ごし方の1つと言えるでしょう。
時間を有効に使うことで、制限された中でも充分に楽しめる!
いかがでしょうか?
しぶしぶ始めたバス通勤も、これらがあることで、僕の生活には欠かせないものになりました。
個人的には、バス通勤になったことで、幸福度はむしろ上がったと感じています。(キリっ)
睡眠を取れるし、アウトプットもできるし、勉強もできるし、良いアイデアも浮かぶし、良いこと尽くしです。
始めは制限された生活を鵜呑みにして、嫌々なことも多かったですが、考え方や行動次第で、自分にとって有意義なものに変えることができました。
バス通勤を通して、どんな環境であっても、そこにどんな意味を見出すかは自分次第なんだと、気付かされました。
もし今、制限された生活を送っている人がいたら、それは嫌々過ごすのではなく、その中で、自分が成長できる方法や、楽しめる方法を探してみてはいかがでしょうか?
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
― てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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