笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
- 「なんでこんな病気になってしまったんだ…。」
- 「発作が出て、周りのみんなに迷惑掛けちゃった…。」
てんかんを持っていることで、このように思うことがたくさんありました。
特に、発作が出てしまった直後は、自己嫌悪に陥り、ふがいなさや申し訳なさで本当に苦しい思いをします。
このように考えてしまうと、負の連鎖からなかなか抜け出せませんでした。
しかし僕は、そんなときにために、あるものを用意してあります。
それを見ることで、少しずつ立ち直れるようになっていきます。
ありがとうリスト
僕が用意しているもの、それは、
「ありがとうリスト」
です。
日常生活で「ありがとう」と思えることを書いたものを用意しておくのです。
この、ありがとうリストを作ることで、ポジティブなところにスポットライトを当てることができます。
実際に、てんかんで悩み苦しんでいたとしても、ありがたいと思えるものはたくさんありました。
それらを考え、感謝の気持ちを感じることで、立ち直れるようになっていきます。
悪いところばかりに意識がいっていたら、落ち込むのは当然です。
あえて、ありがとうと思えることを目に見える形にすることで、いつでも思い出せるようにしておくのです。
僕の「ありがとうリスト」
では、ありがとうリストにはどんなことを書けばいいのでしょうか。
僕はこのようなことを書いてあります。
- 今日も生きている。
- 家族が健康に生きている。毎日両親の顔を見れている。
- 毎日美味しいご飯を食べれている。
- 最高に楽しくて、笑いあえる友達がたくさんいる。
- 好きなものと触れ合える時間がある。
- 理解のある素晴らしい同僚と働けている。
- 生活を何不自由なく暮らせるモノで溢れている。
- 笑顔が絶えない楽しい毎日を過ごせている。
日常生活で当たり前になっていることが、多く書いてあります。
”てんかんになってしまった”ところだけを見ると、健康という点では、確かに恵まれていないかもしれません。
しかし、それ以上に僕は多くのものに恵まれています。
それらを思い返すだけで、温かい気持ちになりますし、嬉しくもなります。
そして、目に見えるようにしておくというのも、大事なことです。
頭の中で考えているだけでは、ついつい忘れてしまいます。ネガティブな状態のときであれば、尚更思い返すことは困難でしょう。
そんなときに、パッと目でみることができれば、頭の中にポジティブな情報を流し込むことができます。
ありがとうで強くなれる
僕が初めて、ありがとうの効果を思い知ったのは、友達の存在でした。
学生のときは、てんかん発作が定期的に起き、とても苦しい時期を過ごしていました。
落ち込むことも多く、人知れず泣いていたこともあります。
しかし、そんなときでも、友達と遊んでいるときはてんかんのことを忘れられました。
気の知れた友達と、いつものようにバカをしたり、ゲラゲラ笑い合っているときは、てんかんのことなんて一切考えていませんでした。
僕にとって何よりも楽しくて、大切な時間でした。
そんな時間があるだけで、少しずつ日常生活の中にも明るさを取り戻すことができるようになっていきました。
そのとき本当に、友達のありがたみを知り、彼らがいてくれるだけで、てんかんばかりに捉われなくなっていきました。
”僕の人生はてんかんを中心に回っているのではない”
そんなことを教えてくれたようでした。
ありがとうと思える存在がいることで、僕自身、とても救われて、立ち直れるようになっていったのです。
「ありがとう」を書き出そう。
今このブログを読んでいる人の中には、落ち込んでいる人や悩んでいる人もいると思います。
そんな方に、是非「ありがとう」と思えることを書き出して欲しいと思います。
紙に書いてもいいですし、スマホのメモに書いてもいいでしょう。
とにかく、「ありがとう」を目で見える形にしておくのです。
それらは、あなたの心の支えとなることでしょう。僕自身が実際に経験しました。
「ありがとうリスト」作ることで、落ち込むようなことがあっても、前を向けるようになっていきます。
是非、あなたも作ってみて欲しいと思います。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
当ブログは「てんかんを持っている方に元気や勇気を届けたい」という思いで運営しております。
Twitterでも情報や思いを発信しています。フォローして頂けると嬉しいです!
「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
― てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
コメントを書く