笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です!
よく”長所と短所は表裏一体”なんて言います。
ではてんかんで考えたときに、てんかんの長所って一体どんなところなのでしょうか?
”てんかんを持っている自分に、良いところなんてない。”
僕は、16歳でてんかんになりました。
そこから悩み、苦しむ日々が始まり、”てんかんを持っている自分に、良いところなんてない。”と考えるときもありました。
“てんかんなんて短所でしかない。”そう考えていました。
もしかしたら今、そんな風に思っている人もいるかもしれません。
たしかに、てんかんを持っていることで、不安や不便に思うことがあり、短所にしか思えないかもしれません。
けれど、てんかんの”裏”にばかり目を向けていたら、”表”があることに気付けません。
僕は、”てんかんを持っている人だからこその長所”が必ずあると思います。
今日は、てんかんを持っているあなたの長所を一つお伝えしたいと思います。
てんかんを持っている人が必ず持っている長所
それは一体なんでしょうか?
ちなみに、”長所”を辞書で調べると、このような意味で出てきます。
【長所】性質や性能などで、すぐれているところ。
てんかんを持っていることで、あなたにはどんな優れているところがあるでしょうか?
てんかんの人ではなかなか持てない長所を、てんかんであるあなただから持っています。
それは、「てんかんの人の気持ちが理解出来る。」ということです。
僕自身、てんかんになって苦しい思いや辛い経験をたくさんしてきました。
・いつ発作が出て、倒れるのかという不安
・家族や友達に心配を掛けてしまう
・仕事になかなか就けない
・恋人に陰口を言われる
生きているのが辛く感じることもありました。
しかしそんな僕だからこそ、てんかんを持っている人の苦しみを理解できると思っています。
自分が経験した痛みだからこそ、その痛みが分かるのです。
例えば、骨折を経験したことある人であれば、その痛さや、完治するまでの苦労などを理解するのはたやすいと思います。逆に骨折を経験したことがない人は、”痛そう”、”大変そう”という想像を働かせるくらいで、完璧に理解することは不可能だと思います。
それと同じで、てんかんを持っているあなただから、同じようにてんかんを持っている人の痛みや苦しみが理解できるのです。
てんかんを持っているあなただから、救える人がいる。
理解者になれるということは、
どんな言葉を掛けてもらったら、嬉しいのか。
どんな行動をしてもらったら、助かるのか。
それをあなたは知っています。あなただから知っています。
もし、目の前で発作を起こして倒れた人がいたとしたら、どんな行動を取りますか?
目が覚めたときにどんな言葉を掛けてあげますか?
あなたはてんかんを持っている人に対して、良き理解者になれるのです。
そして、あなたのその姿勢で救われる人がいるかもしれません。
てんかんになって苦しみ、悩んだことで、あなたはてんかんを持っている人を救うことができるのです。
てんかんになって良くないところにばかりに目がいくのは、仕方のないことです。僕自身、てんかんになった当初はそうでした。
けれど、あなたの中に新たに’長所’が誕生しているのにも気づいて欲しいと思います。
その長所を意識することで、てんかんを持っている人も、あなた自身も、救われることになるかもしれません。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、"てんかん"。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、"てんかん講師"と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
— てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
私は11歳の時にてんかんを発病しました。検査入院や手術3回受け、薬などの治療継続中です。しかし、てんかんになった事で苦しんだ事は微塵もありません。寧ろ、嬉しい事しかないです。てんかん患者の理解者ではなく、精神的な重い病で苦しんでる友人、緑内障、骨折、注射嫌い、風邪などなどの老若男女に頼りにされています。ちゃんと役に立っています。
私の外科的治療の手術は日本に一握りもいない医者ではないとできない手術です。
それでも、私はてんかん発病した事、検査、手術等は生きていく上での人間を成長させる生涯の財産の一部だと、選ばれしてんかん疾患なのだと強がりなど微塵もなく嬉しく思っています。なので、てんかんだから短所しかない等は頭の隅にもありません。
実際に自然体で明るくてんかんの事を話すので、皆が熱が出た、頭痛い、風邪薬飲みたくない、注射痛い等々から、頼られ相談に乗り、友人の自殺を止めた事もあります。
てんかんになった事で、後悔や生きてる価値がない等々のネガティブ思考になった事が微塵もないです。
主治医が言うには遺伝らしいですが、私の身内は故祖父母から皆、丈夫一族なのですが、私はてんかんを発病して良かったと思える、感謝しかないです。
珍しいと言われるので念のため、決して強がりでもなく、自然体の本音です。