笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
てんかんは目に見える病気ではありません。
だからこその、苦しみや悩みがあります。
今日はそんな”目に見えないからこその苦しみ”との付き合い方について、お伝えしたいと思います。
僕の場合は、ある人たちの存在によって、その苦しみが軽減されていきました。
普通に見えてもそうではない苦しみ。
僕は、この苦しみを多くの場面で感じました。
就職の面接、新しい職場、友人関係の知り合い、「良いな」と思う女の子と知り合ったとき…。
「この人にとって、僕は普通の人に見えているかもしれないけど、そうではないんだよなぁ…」
てんかんは目に見える病気ではありません。というよりかは、発作が起きている瞬間を目の当たりにしなければ、てんかんを証明する機会はないのかもしれません。
風邪を引いて熱が出たときのように、その苦しみを簡単に理解してもらえるものでもありません。
てんかんを知らない人もいますし、偏ったイメージもあります。
もちろん、見た目に出る症状や怪我などを負った人の方が、大変なことも多いと思います。
しかし、てんかんには、てんかんならではの、苦しみがあるのです。
見た目では伝わらないからこその、苦しみがあるのです。
見た目では伝わらない苦しみとの付き合い方
では、そんな苦しみとどう付き合っていけばいいのでしょうか。
僕の経験から辿り着いた答えが、1つあります。それは、
「伝えることで、理解してくれる人に出会う」
というものです。
伝わらないと嘆くのではなく、理解してくれる人に出会えるまで、伝え続けるのです。
てんかんであることを伝えないのは、てんかんを受け入れてくれる人に出会えないということにもなります。
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伝わらないのは苦しいです。そして、伝えるのはもっと苦しいです。
でも、傷つくことを恐れていては、一向に前には進めません。
恋愛と同じです。振られることを恐れて告白しないままだったら、いつまでもたっても恋愛に発展しません。
筋トレも同じです。筋肉痛を恐れていたら、いつまでたっても強靭な肉体は手に入りません。
傷つくリスクを背負うからこそ、その先にある報酬を手に入れることができるのです。
てんかんを伝えることで、理解してくれる人が1人でもいれば、その苦しみは格段に軽くなります。
- ”話を聞いてくれる人がいるだけで、気持ちが軽くなる。”
- ”理解してくれるこの人のためにも、頑張ろう!”
僕はそう感じることができました。
そして、僕のことを理解しようとせず、決め付けたり、非難したりする人がいたときも、
”お前なんかに分かってもらわなくても、理解してくれる友達がいるからいいよっ!”
と思えるようになりました。
多くの時間を過ごしてきた友達が、そういう存在になってくれたのは、本当に心強かったし、辛いことがあっても乗り越えられました。
他にも、仕事仲間の人に理解してもらえたことで、貢献したいと思う気持ちをいつも持つことができています。
このように、苦しみを理解してくれる人を持つことで、苦しみが少しずつ軽減されていきました。
苦しみを分かち合える人に出会えるまで…。
苦しみをそのまま抱き続けていたら、苦しいままです。ある日突然、苦しみから解放される日が来るわけでもありません。
そして、変えられるものがあるとしたら、自分の行動だけです。
てんかんを持っているという事実は変わらないし、周りのみんながてんかんを100%理解してくれるわけでもありません。
自分の行動を変えることで、苦しみと上手に付き合っていく必要があるのです。
僕は伝えることで、理解してくれる人に出会うことができました。怖い思いもありますが、伝えて良かったと感じています。
あなたの、その苦しみを理解してくれる人がきっといるはずです。その人に出会えるまで、少しずつ伝えてみることから、始めてみてほしいと思います。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
― てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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