笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
僕とてんかんとの今までのストーリー。全6話の第6話目です!
エピソード5はこちら
”講演活動を通して、元気と勇気をもらえたのは、自分だった”
そんな事実が、僕をさらなる活動へと踏み出す原動力となりました。
そして、活動を通して、掛け替えのない、多くのものを得るようになっていくのでした。
学校での講演
1回目の講演活動後、ありがたいことに他の場所でも講演の機会を頂けるようになりました。
母校である、静岡県立浜松湖東高校で講演の機会を頂いたり、
知り合いの方に機会を作って頂いた、埼玉県立常盤高校では、看護学生300人の前で講演をさせてもらいました。
開催の度に生徒から感想を頂くのですが、毎回嬉しいことが書いてありました。
その中には、
「てんかんに対するイメージはなくなり、むしろちゃんと調べてみようと思った。偏見や人から聞いたことだけで、揺らがないようしたい。」
「だれにでも平等に接する人になりたい。」
と書いてくれた子もいて、少しずつだけど、”自分の思い描いていたものが形になってきたなぁ”と、胸が熱くなりました。
生徒からの感想には1枚1枚目を通し、すべて大切に保管してあります。
自主開催講演会
学校での講演をこなしていく中で、”自主開催でもやってみよう!”と思うようになりました。
すると、人数こそ多くはないけれど、てんかんに関係する人が来てくれました。
- てんかん患者
- 家族にてんかん患者がいる、お子さんがてんかん患者
- てんかんの専門のお医者さん
僕が、より思いを届けたい人に対して、話をすることができました。
静岡市で講演をしたときには、”子どもがてんかんを持っている”という親子が参加してくれました。小学校3年生の男の子と、そのお母さんです。
講演が終わると、お母さんが子供の手を引っ張りながら、僕の元へ来て、
「今日の話聞けて、本当に良かったです。子供の未来のことで不安なこともあったけれど、中村さんの話を聞けて勇気がでました。
ありがとうございます。これからも応援しています。」
と言ってくれました。
嬉しくて、その場で涙がこぼれそうになりました。
自分が行動することで、救われる人もいるし、それ以上に僕自身が、人生に対して大きな役割を得たように感じました。
セミナーコンテスト
2016年には、セミナーコンテストという大会に出場しました。セミナーコンテストとは、10分間のオリジナルセミナーで競う、セミナーの大会です。
詳しくはこちら>>セミナーコンテスト
各地での地方大会で勝ち上がった人が、最終的に全国大会に出場できるというもので、その地方大会が浜松でも開催されると知って、出場することにしました。
”地方大会を勝ち上がって、全国大会に出れば、多くの人に伝えることができる…!”そんな想いからです。
しかし、結果は準優勝。
おしくも優勝を逃し、全国大会出場は叶いませんでした。
しかし、この大会に出て、多くの仲間と知り合うことができました。
セミナーコンテストの運営スタッフ、そして共に出場した人達で、僕のてんかんのことを悪く言う人は、1人もいませんでしたし、むしろ、みんな応援してくれました。
「素晴らしい活動ですね!頑張ってください!」
「中村さんだからできることだと思います!応援していますね!」
てんかんを持っている自分を認めてくれる人がいるというのは、本当に心強いです。
そして、セミナーコンテストに出場したことで、同志とも言える人たちにも出会うことができました。
コラボ講演会
セミナーコンテストに出場することで、全国各地のセミナー講師と知り合えることになりました。その中でも、
この3名との出会いは、僕に大きく刺激を与えるものでした。
3名とも、僕と同じように、それぞれが抱えるマイノリティ(社会的少数)を乗り越え、その経験から、「あとから来る人が少しでも楽になるように」という思いで、活動されていました。
そして、講演プロデューサーの米田りり子さんの元、4人での講演会で、全国を回り始めるようになります。
名古屋、大阪、浜松、少しずつ色んな場所できるようになっていきました。
みなさんの話は、聞いている人に勇気を与え、生きる希望を灯してくれます。
みなさんの話、そして、自分の同志とも言える人たちに出会えたのは、僕自身とても心強く、勇気をもらえました。
メディアへの掲載
活動をする中で、メディアにも取り上げてもらえるようにもなりました。
新聞
ラジオ
雑誌、冊子
どれも、本当にありがたくて、
「新聞見たよ!」
「ラジオ聞いたよ!」
と連絡をくれる方もいて、反響の大きさを実感しました。
そして、”もっと色んな方法で伝えていけたらいいいなぁ”とも、思うようになっていきました。
ブログ、SNSでの発信!
講演を通して伝えることが多かったのですが、やはり、”もっと多くの人に届けていきたい”という思いから、ブログやSNSもどんどん使っていくことにしました。
すでにブログを書いている友達に、「誰か参考になるブロガーさんとかいない?」と聞いたところ、あんちゃさんという方を紹介してもらいました。
この方、月間PV数50万を超える「まじまじぱーてぃー」というブログを運営する、ツワモノ。
”どうにかして、発信力を高める方法を聞けないかぁ…。”
と思っていた矢先、あんちゃさんが「ミレニアムストーリーラボ」という、発信をテーマにした新たなコミュニティを立ち上げる、ということを知りました。
”…何このタイミング。入るの一択じゃん。”
そう確信した僕は、コミュニティに入り、発信について考え、勉強しながら、日々実践しています。
少しずつではありますが、より多くの人に自分の思いを発信できるようになり、嬉しいコメントやメッセージを頂けるようになってきました。
そして、その先へ。
”自分の思いを伝えたい”
そんな思いから始めた活動ですが、今となっては僕の方がたくさんのものを頂いています。
- 感謝の言葉や、応援の言葉
- 一緒の思いを持った講師仲間
- 共に励ましあって切磋琢磨できるオンライン上の繋がり
本当に感謝しかありません。
そして、これから先は、てんかんを持っている人が生きやすい世の中を作るため、そして、てんかんに対する理解を広めるために、更なる活動をしていきたいと思います。
やるべきこと、やりたいことはまだまだたくさんあります。
詳しくはこちら
てんかんを持っている僕だからできることがある。そして、救える人がいる。
それがわかった今、僕に恐れるものはありません。
その人のためにも、これからも自分の思いを届け続けていきます。
リンカーン中村てんかん記、最後までご覧頂き、ありがとうございました。
当ブログは「てんかんを持っている方に元気や勇気を届けたい」という思いで運営しております。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
― てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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