笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
道路を歩いていると、”ベチョっ”。突然足の裏に何か柔らかい感覚が…。おそるおそる靴底を見てみると…。
「犬のフンがついとるやんけーーー!!!」
さぁ、このときあなたは、何を考えますか?
A.「最悪…。」
B.「これを機に靴洗うか。」
なかなかBを考えられる人はいないと思いますが、(僕もとりあえず、テンション下がると思います。笑)こう考えるのは不可能ではありませんよね!!
このように物事をどのように考えるのかによって、そこから得られるものがあるのです。
では、次の質問です。10円玉ってどちらが表でしょうか?
10円玉はどっちが表?
突然ですが、10円玉ってどちらが表で、どちらが裏か知っていますか?
まぁ2択なので、50%の確率で正解なのですが…。笑
調べてみると、こう書いてありました。
造幣局のホームページによると、法律では硬貨の「表」「裏」は決められていない。
しかし、造幣局では作業の必要などから年銘(発行年)のある側を「裏」としているという(引用:10円玉の表はどっち?より)
つまり、
ということになります。
どうでしょうか?合ってましたか?
実は、僕は逆だと思っていました。
「数字が書いてある面の方が大事そうだから、そっちが表ででしょ?」
と勝手に思い込んでいました…。
僕が「表」だと思っていた面は、実は「裏」だったのです。
僕が思っていたことは、事実ではなかったようです。
すべてのモノには、面がある。
このように、「物事を自分の解釈で勝手に決めつけている」というのは、他のことでも当てはまると思います。
例えば、僕が持っている’てんかん’もそうです。
他人から見たらただの「病気」かもしれません。しかし、僕は「個性」だとも考えています。
マイナスな面ばかりを見ていれば「病気」。プラスな面を見る事ができれば「個性」。
そう考えることができるのです。
少なくても、僕はそうでした。
てんかんになった当初は、「てんかんなんて’病気’なくなればいいのに。」そんなことばかり思っていました。
けれど、今は「てんかんという’個性’で、他の人の力になれる。」と考えています。
10円玉と同じように、物事には表と裏の面があります。
どちらを見るかによって、同じ物事でも人によっては、真逆に見えることがあるのです。
「この経験から活かせそうなことは、なんだろう?」
では、どうしたら物事を他の面から見れるようになるのか。
僕の場合は、1つの質問から、他の面を見るように努力しています。
どんな質問かというと、
「この経験から活かせそうなことは、なんだろう?」
というものです。
今起きた物事が自分の人生の糧であるとしたとき、どんな経験として上積みできるのかを、考えます。
例えば、出社時刻を5分過ぎて、会社に着いたとします。
これは言うまでもなく「遅刻」です。
しかし、大事なことは、
「この経験から活かせそうなことは、なんだろう?」
と考えることです。
”出社時刻を5分過ぎた”という事実に対して、何が得られるでしょうか?
- 朝は道が混んでるな
- 雨の日は混んでるな
- いつも見かけないキレイな人がいたな
このように考えることができれば、”出社時刻を5分過ぎた”という事実は、「学び」や「発見」に変えることも可能です。
「遅刻」という一面だけ見ていては、気づけない側面があるのです。(もちろん遅刻自体はしてはいけませんよ 笑)
このように、「この経験から活かせそうなことは、なんだろう?」と考えることで、物事の違った一面を考えられるようになっていきます。
早速今日から実践してみよう!
物事を色んな面から見えるようになれば、人生が豊かになっていきます。なぜなら、1つの経験から、2つや3つも得られるものがあるからです。
僕もてんかんという病気になり、様々な発見や出会いがありました。
それらは、てんかんを”病気”以外の別の角度から、見ようとし、活かそうとしたから、得ることができました。
まずは、日常の出来事から、「この経験から活かせそうなことは、なんだろう?」と考えてみましょう。
例えば、イラっとしたことから始めてみるのがいいかもしれません。
- 横柄な態度をしている人がいた
- 歩きタバコをしている人がいた
- 突然スマホが動かなくなった
日常生活には、様々なイラっとする種が、転がっています。
それらからも、何か得られることができれば、物事を色んな面で見る習慣がついていくはずです。
そして、何か悩みや辛いことがあっても、
「この経験から活かせそうなことは、なんだろう?」
そう考えることで、物事を1つだけの面から見ないようにしていきましょう。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、”てんかん”。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、”てんかん講師”と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
― てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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