笑顔を届けるてんかん講師のリンカーン中村です。
「自信が持てない…。」
てんかんになった当初の僕は、自分自身に対して、このように悩むこともしばしばありました。
その結果、マイナス思考になったり、人と比べてしまったり、人との付き合いに臆病になったりと、どんどん落ち込んでいきました。
自分自身に自信が持てない理由。
自信が持てないのには、理由があります。
それは、ネガティブなところに目がいってしまっている、ということです。
例えば、てんかんになると、
・いつ倒れるのだろう?
・将来は大丈夫か?
・みんなにどう思われるだろう?
などの不安が一気に襲ってきます。
確かに、これらに意識がいってしまうのは仕方のないことです。
しかしそのことばかりを考えていたら、ネガティブな気持ちになり、自信を無くしてしまいます。
僕自身も「なぜ、てんかんになってしまったのだろう。」、「どうして、てんかんにならなければいけないのだろう。」と、毎日同じことで悩み、苦しんでいました。
その結果、考え方もどんどんネガティブになり、自信のかけらもありませんでした。
では一体、どうすれば自信が持てるようになるのでしょうか?
自信が持てるところを見つける
そもそも、てんかんであることに自信を持つ必要など、全くありません。
僕自身も「僕は、てんかんを持っています!!」と胸を張って言う気もサラサラありませんし、そこに自信なんてありません。
大事なことは、自分の中に、自信が持てるところを見つける、ということです。
一つでも自信が持てるところがあれば、ポジティブな気持ちになれるし、活かそうと考えます。
自信が持てるものであれば、どんなことでもいいと思います。
例えば僕の場合、お笑い芸人を目指していたくらいなので、お笑いが好きということに関しては、少し自信を持っています。笑
お笑いの番組を見ているときや、何か面白いことを考えているときは、楽しい気持ちになれます。そして、友達に、「この芸人知ってる?」、「あの番組、観た?」と話をすることで、笑いの輪を広げています。
そうすると、友達からも、「あのネタ、見た?」などの面白い情報も入ってきて、プラスの連鎖が繋がっていきます。
このように、自信が持てるところに目を向けることで、てんかんで悩んだとしても、ポジティブな思いを持つことができます。
自信がつきやすいもの
では、どのようなところに自信を持てばいいのでしょうか?僕は次の2つは自信がつきやすいものだと思っています。
①好きなこと
生きていれば、何か一つは好きなことがあると思います。
体を動かす、食べる、寝る、遊ぶ、お金を稼ぐ、、、などなど。
僕は、何かを好きになること自体が、大きな才能だと思っています。好きになるって、なかなか自分の意思で選べないですからね。そのような元から持っているもの、は自信に繋がることもあります。
僕の知り合いで、「今度、ヘビ飼うんだ!楽しみ過ぎてやばい!」と言っている人がいます。僕からすると、考えられません。笑
僕は爬虫類が苦手です。しかし彼女は、好きなのです。ヘビを飼うことに対して、とても嬉しそうな顔をしていました。
このように、”何を好きになるのか”は、自信を持っていいポイントだと考えています。
②得意なこと
小さいときから、人よりもできてしまうこと、ありませんか?
体内時計がズレない、数学が楽しい、足が早い、空気を読める、、、などなど。
何か一つはあると思います。
コツコツ努力して得たものでも、小さい頃の環境や周りの影響によって、意識しなくても自分の中に備わってしまったものでもいいです。
僕は小学校4年のときに、仲が良かった友達に悪口を言われていた、という経験をしたことがあります。これがとてもショックで、その友達の顔色を伺うようになってしまいました。それが他の人間関係にも影響し、常に周りの人の顔色を気にするようになりました。
その影響があってか、良くも悪くも空気を読むということが得意になってしまいました。例えば、仕事のミーティングのときでも「今これを言うべきじゃないな。」、「この人なんか言いたそうだから、振ってあげよう。」など、気配りができるようにもなったのです。
自信が持てるポイントは、人それぞれです。
「えっ?そんなことが得意なの?笑」と思われるものでも、誰かに認めてもらうことができれば、自信に繋がっていきます。
自信は持つものではない。つけるもの。
大事なことは、”自信は持つものではなく、つけるもの”という感覚を意識することです。
てんかんを持っていても、他の部分でいくらでも、自信をつけることは可能です。
僕の場合、てんかんを持っているからこそ、得られたものに対して自信が持てるようになりました。そして、これらに対して自信が持てると、てんかんに対する考え方も変わっていきました。
てんかんを持っていたから、自分に自信を持つことができた。と考えられるようになったのです。
自分に自信がないという人は、自分の中の自信が持てるところを、見つけられていないだけかもしれません。自信が持てるところを見つけることができれば、てんかんのことで悩んだりすることも減ってくると思います。
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「癲癇」と「転換」
どちらも読みは、"てんかん"。癲癇という病気の見方や考え方を、プラスな方向へ転換させたいという思いから、"てんかん講師"と名乗っています。
僕自身が、癲癇になって、人生が何度も転換していった。(悪い方へも良い方へも)そんな経験を伝えていきたい。#てんかん #ミレラボ
— てんかん講師 中村真二@6/8東京 6/29浜松,名古屋 (@nakamur809) 2019年4月20日
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